麻雀は、配牌の時点でどのように打っていくか、という方向や目標がある程度決まってしまう。例えば、
・守りを気にせずに攻めていくのか、あるいは安全牌を1-2枚持ち、守りを意識しながら打つのか。
・チー、ポンといった鳴いて攻めるか、鳴かずに攻めるか
といったことを考える必要がある。
配られた牌を見て、ある程度方向性を決めることができるならば、無駄に悩んだりしなくて済む。そして何より、点数の獲得や失点の無くすことができる。例えば、配牌が下の画像だったとしよう。(状況は、東1局であなたが南家としよう。)
配牌がこんな手だったら、ガンガン攻めるのはアホ。理由として、上がりまで遠く、打点も高くなく、最終形も両面待ちみたいな良形にならなそうだから。上がりは無理そうだなと思った方がいい。なので、この手は上がりを目指しながら、守りを意識して打っていく。
麻雀はとにかく
①上がりまでのスピードが速いか、遅いか
②上がった時の点数は高いか、安いか
③テンパイした時の待ちは良い形か、悪い形か。
この3つ常に意識する。(これを覚えておくだけで、麻雀の成績は変わるよ。)
それで、上の画像の手牌が来た場合、鳴かずに上がりに行くことはほぼできないと考える。両面の形がなく、間待ちのカンチャン待ちだらけだから、テンパイまで遅い。なので、まず鳴いて攻めることを考える。
じゃあ、どのように攻めるか?
キーとなる牌は、南と發だ。これらの字牌は、3つ揃うことで役になる。だから、これらの牌は絶対に捨てず、もう一枚引いて2枚にすることを意識する。また、役となる字牌である東や白、中を引いたら、それらも取っておく。役となる字牌を重ねたら、鳴いて攻めることを意識すればいい。
さらに、これらの字牌は守りにも使うことができる。例えば、11順目に相手からリーチの宣言があったとして、あなたの手が以下のような場合だったとしよう。
相手の安全牌ではない七萬を引いた。ゲームも11順目という終盤なので、無理して攻めずに降りていく。
こういう時、字牌の南を2枚落としていけばいい。
同じ字牌の2枚落とし(麻雀用語でトイツ落とし)は、当たる確率がとても低い。役となる字牌のトイツ落としは、攻めにも守りにも使えるすごく簡単なテクニックだ。特に、字牌の3枚落とし(アンコ落とし)は、麻雀の攻めと守りにおいて最強。覚えておくんだ!
但し、字牌のアンコ落としも、単騎待ちに当たることもある。その時は、運が悪かったと思えばいい笑