あなたがついついやってしまう根拠なき否定的な結論づけ。
上のページにこの悪いクセをしてしまった時の改善法を書いています。
①「本当にそうなのか?」と疑問を持つ
②考えられる複数の仮定を立てる
③それらの妥当性を上げる情報を収集する
④順位付けをして、1番妥当性が高い仮定を選ぶ
上記の方法は、予防策というよりは、改善策、対処策といったものです。
上記の改善策を習慣化することができれば、あなたが苦しむ場面が少なくなるはず。
どうせこうなんだろう?
自分はどうせダメ人間だし‥
どうせやっても無駄、失敗するだけ‥
このような発想で苦しむことを減らすために、仮定を立てるという思考を習慣化させましょう。
習慣=無意識にそれを行うことができる
この状態になることが、あなたの目指すゴールです。
じゃあ、それを習慣化するための具体的な方法は?
私が提案する方法は、インプット作業とアウトプット作業をセットにしたものです。
まず、インプット作業では、「自己暗示」という方法を使います。
自己暗示自体は、別に新しい方法ではなく、すでに心理療法の分野で使われているものです。
あなたもすでに知っているかもしれないですね。
https://daigoblog.jp/autosuggestion/
上のリンク先は、メンタリストDaiGoさんの自己暗示に関する記事です。
自己暗示自体には、悪い習慣を治す効果があることが研究で報告されているようです。
私がおすすめする自己暗示は、なるべく五感を多用する方法です。
「本当にそうか?」「違う結論はないか?」「複数の仮定を立てる」みたいな単語、文章を紙に書いて、それをあなたが毎日目にする場所に貼る。
台所、トイレ、玄関の扉、スマホの待ち受け(少し恥ずかしいですけど)
一箇所じゃなくて、数カ所に貼ります。
見るたびに、口で唱える。
可能なら、毎日1回紙に書く。
視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の五感をより多く使うことで、暗示効果(脳に記憶させる)を高めます。
見る、唱える(それを聞く)、書く。
これがインプット作業です。
問題なのが、アウトプット作業の方です。
暗示(記憶)と同時に、仮定を立てる思考を習慣化するように練習、訓練すること。
暗示をしたからといって、現実世界でそれを使わない、うまく使えないのなら、意味がない。
車のバック駐車が全然できない人に対して、「〇〇をやって、××に注意しながらやれば、できるよ。」と他人からアドバイスを受ける。
そして、いざバック駐車をやってみようとしても、ハンドル操作に気を取られ過ぎて、アドバイスを忘れてしまい、バック駐車に失敗してしまう。
また、アドバイス通りにバック駐車をしても、うまくいかないこともあります。
聞くとやるとでは違う、といったやつですね。
バック駐車ができるようになるには、それらのアドバイスを元に、反復練習をする。
アウトプットを行うにあたり、現実世界で実践してもらうのが一番です。
それが一番なのですが‥
実際に仮定を立てるような機会がなく、練習できないといった場合があります。
この機会を増やし、練習する道具として
私が提案している麻雀があります。
麻雀は、この仮定を立てる思考を頻繁に使います。
その1つの例が相手の当たり牌を読む時です。
麻雀って、点数を取り合って、最終的に点数が多い人が勝ちというゲームです。
自分の点数を増やす方法はいくつかあって、
その1つが相手が捨てた牌を使って上がり、その人から点数を取るという方法。
この場合、牌を捨てる側(守備側)は、相手の当たり牌を読む必要があるんですけど、
この当たり牌を1つに絞ることは、ほぼ無理です!
理由は、当たり牌を読むためには多くの情報が必要なのに、取得できる情報量が少ないからです。
情報の質の問題もあるのですが、それ以上に拾える情報の量に問題が多いです。
なのでどうするかというと、「これがきっと当たり牌だ」という断定はしない。
代わりに、この牌は、危険度A(当たる確率約20%)、危険度B(当たる確率約10%)、危険度C(当たる確率約5%)のどのグループに分けられるかなと仮定を立てる。
危険度のグループ分けは、妥当性を高める情報と私自身の経験を元にして行います。
そして、危険度が低いグループの牌から順に捨ていきます。
麻雀は、危険牌の読みだけではなく、他にも断定できないことが盛り沢山です。
相手が上がった時の点数の高さ、相手がどんな役を目指しているか、あなた自身がどんな手役を作るのが上がりに一番近いか、など。
麻雀は多くの場面で、仮定を立てるという思考を使います。
この思考を練習するのに、麻雀は最適なツールです。
ネット麻雀なら、無料できます。
ネット環境がある場所なら、家でも、どこでもできます。
1人でできるから、周りの目を気にしなくていい。
失敗しても誰にも怒られないから、気軽にできます。
自己暗示(インプット)+麻雀(アウトプット)によって、思考の習慣を作る。
これをすれば、あなたの悩みの改善につながります。
PS
この自己暗示と麻雀を使った方法の欠点は、時間がかかってしまうことです。
論理的思考やポジティブ思考などの思考の習慣には、6ヶ月の期間が必要なようです。
(引用:https://matome.naver.jp/odai/2133905136038392001)
習慣化には長い時間が必要であり、長期的な視野を持たなければなりません。
あなたが完璧主義に日々悩んでいて、1日でも早くやめたいと考えているでしょう。
人って短期間で稼げる、すぐに痩せられる、簡単に〇〇できる、といったものにすぐ飛びついてしまいます。
努力はしたくないし、時間をかけたくないですからね。
Youtuberのヒカキンさんいるじゃないですか?
Youtuberといえば、この方の名前は間違いなく出てくるぐらい有名ですよね。
ヒカキンさんがYoutubeのチャンネルを開設したのは、2006年頃なんだそうです。
元々動画をアップロードするために開設したわけではなかったらしいですけど。
実際に動画をアップロードし始めた時期は、恐らく2006-2007年あたりです。
それから今日まで続けて動画をアップされています。
10年以上続けるってすごくないですか?
あなたは何年も継続していることはありますか?
継続して何かを習得したことはありますか?
何かを習得する、上達させるには、長い時間をかけて継続させていくことです。
ヒカキンさんの動画だって、初期の動画にはオープニングやテロップなどがついていなかったりします。
続けていくにつれて、そういった技術を習得したりして、視聴者に見やすく、印象が残るような動画を作れるようになったんだと思います。
あなたの抱えている完璧主義の悩みも時間をかけて思考を変え、改善できるはず。
何か問題に直面しても、否定的な思考、感情を持たず、それを解決するために奮闘する。
失敗するのは怖いけど、その恐怖に負けずチャレンジする。
失敗したとしても、すぐに立ち直り、成長のために前へ進む。
チャレンジするたびに、経験値を取得し、どんどんレベルアップしていく。
多くの経験によって得られた、確固たる自信と余裕。
背筋をピンっと伸ばし、自信と活力に満ちあふれた顔で、力強く地面を蹴ってまっすぐ前を向いて歩く。
こういった憧れの人に、あなたはなりたくないですか?